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絵文字でエンゲージメント向上?ビジネスも使える絵文字の効果と実例

絵文字でエンゲージメント向上?ビジネスも使える絵文字の効果と実例
絵文字を使うことで、エンゲージメントの向上が狙えます。しかし、絵文字をビジネスで使うことに、抵抗を覚える人も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、絵文字がどれほどエンゲージメントに影響を及ぼすのかをお伝えしていきます。

絵文字を使う際の注意点や、絵文字を導入している企業の実例も紹介していくので、参考に慣れば幸いです。

絵文字ターゲティングでエンゲージメントが向上

絵文字を使うことで、エンゲージメントが向上する傾向にあります。

個人間だけで使われがちな絵文字ですが、絵文字を使用したマーケティングキャンペーンが2015年には10億人以上に送信されていることがAppboyの調査でわかっているほど、ビジネスでも注目を集めているのです。

日本から生まれた絵文字は、オバマ大統領が「日本発祥で世界的に普及した代表的な文化のひとつ」と感謝の意を述べるほど世界中に広まっています。

たとえば、絵文字を使うことで、SNSでは以下のような実績を残しています。

・ツイッターで絵文字を使うと、エンゲージメントが25.4%
・インスタグラムに投稿されているコメントとキャプションの50%が絵文字を使用
・Facebookで絵文字を使うと、「いいね」が57%増加、コメントが33%増加、シェアが33%増加

Facebookでは感情を表現する絵文字が、ツイッターでは絵文字ツイートのターゲティング広告が導入されています。世界中の人が親しみを感じるようになった絵文字は、これからは私生活だけではなく、ビジネスでもますます使われていくことでしょう。

絵文字を使う際の注意点

絵文字を使うことで、エンゲージメントの向上に期待を持てます。

しかし、無闇に絵文字を使うと、低評価を受けることにつながりかねません。

この章では、絵文字を使う際の注意点をお伝えしていきます。

絵文字を正しく使って、高評価を受けるようにしましょう。

絵文字を見た際の一般的な認識

絵文字を使う際は、絵文字に対する一般的な認識を確認しましょう。

これを怠ると、絵文字を使った意図とは異なるイメージを、ユーザーに抱かせることにつながります。

具体的には、たとえば桃の絵文字。桃の絵文字を見たとき、「かわいい」「おいしそう」など、人によってさまざまなことを感じることでしょう。

しかし、桃の絵文字を見たとき、27%の人々が性的な連想をするというアンケートがあります。

あなたが性的な発信をしていなくても、桃の絵文字を入れるだけで、27%もの人が性的な連想をする恐れがあるのです。

このように、絵文字の見た際の一般的な認識を理解しておかないと、異なる意図をユーザーに伝わってしまいます。

絵文字を使う際は、あなたが伝えたい意図と親和性が高い絵文字を使うようにしましょう。

絵文字とブランドイメージの合致

絵文字とブランドイメージの合致 絵文字を使う際は、ブランドイメージに合致しているのかを確認してください。

たとえば、真面目なブランドイメージを持つ会社が、ドクロや舌を出した顔などの絵文字を使った場合、ユーザーはその企業に下品なイメージを持つ恐れがあります。

その結果、真面目なイメージが一転してブランドイメージがぶれてしまうかもしれません。

絵文字によって真面目系やかわいい系などが存在するので、あなたのイメージに適した絵文字を使うようにしましょう。

絵文字は文章と一緒に使う

絵文字は文章と一緒に使う 絵文字は、文章と一緒に使うようにしましょう。

絵文字ばかり使うと、ユーザーから低評価を受けることにつながるためです。

伝えたい内容によって、絵文字と文章の適した割合が異なります。

しかし、どんな内容を伝えるとしても、絵文字が文字に対して多すぎると、ユーザーは悪い印象を抱きやすい傾向にあります。

ユーザーによい印象を抱いてもらうためにも、絵文字と文字のバランスを考えて、情報を発信することが大切です。

絵文字ターゲティングの実例

絵文字は、個人間だけではなくビジネスでも使用されています。

この章では、絵文字ターゲティングの実例を紹介していくので、参考にしてください。

ドミノピザ

ドミノピザは、絵文字を使うツイートをするだけで、お気に入りのピザが注文できる画期的な仕組みを作りました。

使い方は、以下の通りです。

1.ドミノピザ公式HPで、アカウント情報やお気に入りピザの情報を登録する
2.登録情報とツイッターアカウントを連動する
3.ツイッターにピザの絵文字をツイートする
4.ドミノピザから来る確認メールで承諾する

ピザの絵文字ひとつをツイートするだけで、煩わしい注文の工程を省略することができます。

絵文字に「お気に入りのピザを注文したい」という意味を持たせた、宣伝とは異なる新しい絵文字の使い方です。

世界自然保護基金

世界自然保護基金では、絵文字と募金を結び付けるキャンペーンを試みました。

募金方法は、絶滅危惧種に関する動物の絵文字を投稿するだけです。

1ツイートに対して、0.1ユーロの募金が行われます。

このツイートは、リツイートが35,000回以上、「いいね」が11,000以上の結果を残しました。

ほかの企業では着目しなかった、絵文字がかわいいという特性を生かしたことも成功につながったのでしょう。

シボレー

シボレーは、絵文字を使って新型車の宣伝したり、ユーザーに感想を表現してもらったりしました。

その結果、Twitterのエンゲージメントが18倍に増やすことに成功したのです。

しかし驚くことに、絵文字を使ったCM動画は、高評価よりも低評価のほうが5倍も多くなりました。

集まった意見も、ネガティブなものが多かったそうです。

絵文字を使うことで注目を集めることに成功したのですが、ユーザーからの評価が低かったのは、意味が分からない絵文字を多用したことも要因のひとつでしょう。

まとめ

絵文字を使うことで、エンゲージメントの向上を狙えます。

そのため、日本発祥の絵文字は、現在世界中のユーザーや企業に使われるようになりました。

しかし、エンゲージメントを上げたいからといって、無闇に絵文字を使わないようにしてください。

絵文字を無闇に使うことで、ユーザーの低評価が多くなったり、ユーザーがあなたとは異なる意図に解釈したりするためです。

絵文字の意味・ブランドイメージと絵文字との関連性・文章と絵文字のバランスを意識して、インプレッションと高評価を向上させるように絵文字を使っていきましょう。

絵文字でエンゲージメント向上?ビジネスも使える絵文字の効果と実例
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