著作権侵害かも?ツイッターで著作権侵害になる行為と解決策を紹介
「著作権を侵害しているか不安」
「著作権を侵害されている気がする」
あなたは、著作権をどこまで理解していますか?
著作権とは他人が造りだしたオリジナルの表現のことで、画像だけではなく文章も例外なく著作物であるとされています。
では、文章や画像を投稿するツイッターでは、どのような行為をすると著作権の侵害になるのでしょう。
この記事では、ツイッターでの著作権にスポットをあてていきます。
ツイッターでの著作権侵害の具体例から、著作権を侵害されたときの対処法まで紹介するので、この記事でもう一度著作権についておさらいしてみましょう。
特にSNSを活用していると著作権の侵害をしてしまいやすいため、十分に注意が必要です。
この章では、著作権の侵害に当たる可能性が高いツイッターでの事案をお伝えしていきます。
ツイッターを利用するときは、ここでお伝えする行為を行わないようにしてください。
たとえば、パクツイのようにツイートをそのまま自分が作ったかのように発信すると、著作権侵害に当たることが考えられます。
しかし、ブログのような記事で他人のツイートを引用するのは、問題がない場合が多いです。
この場合、他人のツイートが主な内容の場合は、著作権の侵害に当たる可能性があるので注意してください。
具体的には、たとえば他人のアイコン画像をスクリーンショットして自分のアイコン画像として使ったり、他人の投稿写真をブログで使ったりする行為です。
他人のアイコン画像や投稿された写真をスクリーンショットやダウンロードすること自体は著作権の侵害には当たりません。
しかし、スクリーンショットやダウンロードした画像を無断で使ってしまうと著作権の侵害に当たる可能性があるので、画像を使いたい場合は画像の持ち主に許可をとるようにしてください。
引用による翻訳だけなら、著作権の侵害にあたる可能性は低いです。
外国語のニュースのようなツイートを引用して翻訳しても、問題はないでしょう。
しかし、翻訳をするときに引用元を記さなかったり、文章の内容にアレンジを加えたりすることは、著作権を侵害することにつながります。
引用元にアレンジを加えたい場合は、著作物の持ち主に許可を得るようにしてください。
俗に言う鍵つきアカウントは、他人から見られないように設定されたアカウントなので、それを公にする行為は著作権侵害になり得るのです。
非公開アカウントのツイートや画像を拡散する行為は、ツイッターの利用規約でも禁止されているため、非公開アカウントの情報を、許可を得ずに拡散しないようにしてください。
過去に、平成28年9月15日に行われた東京地裁の判決では、著作物である写真が使われたツイートをリツイートしたことに対する著作権侵害が争われ、これに対して著作者人格権の侵害が認められた事例があります。
元ツイートを行った者ではなくリツイートを行ったことが訴訟されるというのはかなりレアなケースですが、著作権侵害に当たる可能性があるということを示す事例といえるでしょう。
リツイートの際にも、元のツイートが著作権を侵害していないかどうかは注意する必要があるといえそうです。
当然ですが、テレビ番組や書籍は著作物になるので、無断で使用することはNGとなります。
この場合、著作権侵害にあたるかどうかは、「引用として認められるかどうか」が焦点になりますが、引用として認められるための定義というのは、主従関係において引用したものが従にあたるということです。
しかしTwitterに投稿される多くのその様なツイートは、メインの内容がテレビの映像や書籍に書かれていることになっているケースが多いため、主従関係が認められずに著作権違反となるリスクは高いといえるでしょう。
これの根拠となるのが、ツイッターの利用規約にある以下の文言です。
~~引用 始~~
「ユーザーは、本サービスまたは本サービス上のコンテンツの複製、修正、これに基づいた二次的著作物の作成、配信、販売、移転、公の展示、公の実演、送信、または他の形での使用を望む場合には、
Twitterサービス、本規約またはdev.twitter.comに定める条件により認められる場合を除いて、当社が提供するインターフェースおよび手順を使用しなければなりません。」
~~引用 終わり~~
※出典:https://twitter.com/tos?lang=ja#updateintlContent そして、この「当社から提供されるインターフェース」がAPI機能です。
つまり、Twitterの利用規約においては、Twitterの利用規約、もしくはdev.twitter.comに定める条件で認められている場合以外には、
コンテンツを二次的に利用する場合にはAPIを利用してくださいという内容が定められており、これによって、APIを使えば著作権的にOKという解釈が主流になっているのです。
それは、API埋め込みを行った元ツイート自体が著作権を侵害しているものであった場合です。
これも上で紹介した「リツイートが著作権侵害にあたる可能性があるケース」と同様の理由によるものですね。
API埋め込みを行う際には、元ツイートの著作権について注意しましょう。
しかし、それらを二次利用してしまうことは著作権違反にあたりますし、それ自体が著作権違反に該当するものであった場合には、拡散することも著作権侵害に加担してしまうリスクもあります。
例えば画像であればスマホに保存してスクリーンショットに設定するなど、個人的に利用する分には著作権侵害にはあたりませんので、著作権の問題がないか不安な場合には拡散や転載は行わず、個人利用に留めるのがよいでしょう。
そこで、何か利用したいコンテンツがあった場合には、著作者に利用目的を伝えた上で許可を仰いでみてください。
著作者からOKが出れば、二次利用をしたとしても著作権違反にはなりません。
そこでここからは、著作権侵害への対策方法を紹介していきます。
まずは著作物が画像や動画である場合、投稿する際にウォーターマークを入れるのがおすすめです。
ウォーターマークとは著作物に入れるいわゆる「透かし」のことで、アカウント名やTwitterのID、無断転載禁止という文言などを画像や動画に重ねて入れることで、著作権侵害を防ぐ効果が期待できます。
また、ツイートを引用してほしくない場合には、ツイートにその旨を記載するのが効果的です。
プロフィールの紹介文に入れるという方法もありますが、Twitterではプロフィール画面まで遷移せずにリツイートや引用ツイートを行う人も多いので、なるべく直接ツイートに記載する方が良いでしょう。
ツイッターへの著作権侵害を申し立てる方法は、以下の通りです。
1.https://support.twitter.com/forms/dmca内でTwitterにログインする
2.「私は著作権者です」を選択する
3.氏名・住所・郵便番号・国・会社を記入する
4.「Twitter」「Vine」「Periscope」の中から著作権を侵害しているプラットフォームを選択する
5.著作物の内容やリンクを記入する
6.著作権侵害が起きている場所を選択する(例.「ツイート内」「モーメント内」など)
7.ほかに報告することがあるかを選択する
8.表示された英文を空欄部分にコピー&ペーストする
9.「送信する」をタップする
以上の手順で、ツイッターへ著作権侵害を申し立てられます。
ちなみに、8のコピー&ペーストする英文の内容は、「申請の情報が正確であり、申請内容が嘘だった場合は偽証罪で罰せられる条件の下、ツイッターに著作権侵害を解決してもらうことを依頼する」といった内容です。
申請の情報が嘘だった場合は罰せられる可能性があるので、いたずらで著作権侵害を申し立てないようにしてください。
しかし、画像の無断転用やパクツイなど、SNSを使っていると知らぬまま著作権を侵害してしまうことは珍しくありません。
そのため、無闇に他人のツイートや画像を使わないほうがよいでしょう。
どうしても他人のツイートや画像を使いたい場合は、著作権の侵害にならないためにも著作権者から使用の許可を得るようにしましょう。
「著作権を侵害されている気がする」
あなたは、著作権をどこまで理解していますか?
著作権とは他人が造りだしたオリジナルの表現のことで、画像だけではなく文章も例外なく著作物であるとされています。
では、文章や画像を投稿するツイッターでは、どのような行為をすると著作権の侵害になるのでしょう。
この記事では、ツイッターでの著作権にスポットをあてていきます。
ツイッターでの著作権侵害の具体例から、著作権を侵害されたときの対処法まで紹介するので、この記事でもう一度著作権についておさらいしてみましょう。
ツイッターでやってしまいがちな著作権の侵害
情報化社会となった現在、意識していないと著作権を侵害してしまいやすい環境にあります。特にSNSを活用していると著作権の侵害をしてしまいやすいため、十分に注意が必要です。
この章では、著作権の侵害に当たる可能性が高いツイッターでの事案をお伝えしていきます。
ツイッターを利用するときは、ここでお伝えする行為を行わないようにしてください。
ツイートをコピーして発信する
ツイートをコピーして発信する行為は、著作権を侵害している可能性が高いです。たとえば、パクツイのようにツイートをそのまま自分が作ったかのように発信すると、著作権侵害に当たることが考えられます。
しかし、ブログのような記事で他人のツイートを引用するのは、問題がない場合が多いです。
この場合、他人のツイートが主な内容の場合は、著作権の侵害に当たる可能性があるので注意してください。
アイコン画像や投稿写真を転載する
アイコン画像や投稿写真をインストールして転載・転用する行為は、著作権の侵害にあたる可能性があります。具体的には、たとえば他人のアイコン画像をスクリーンショットして自分のアイコン画像として使ったり、他人の投稿写真をブログで使ったりする行為です。
他人のアイコン画像や投稿された写真をスクリーンショットやダウンロードすること自体は著作権の侵害には当たりません。
しかし、スクリーンショットやダウンロードした画像を無断で使ってしまうと著作権の侵害に当たる可能性があるので、画像を使いたい場合は画像の持ち主に許可をとるようにしてください。
アレンジを加えた翻訳をする
意外かも知れませんが、翻訳の方法によっても著作権の侵害になる可能性があります。引用による翻訳だけなら、著作権の侵害にあたる可能性は低いです。
外国語のニュースのようなツイートを引用して翻訳しても、問題はないでしょう。
しかし、翻訳をするときに引用元を記さなかったり、文章の内容にアレンジを加えたりすることは、著作権を侵害することにつながります。
引用元にアレンジを加えたい場合は、著作物の持ち主に許可を得るようにしてください。
非公開アカウントのツイートを拡散する
非公開アカウントのツイートや画像を拡散する行為は、著作権を侵害する恐れがあります。俗に言う鍵つきアカウントは、他人から見られないように設定されたアカウントなので、それを公にする行為は著作権侵害になり得るのです。
非公開アカウントのツイートや画像を拡散する行為は、ツイッターの利用規約でも禁止されているため、非公開アカウントの情報を、許可を得ずに拡散しないようにしてください。
著作権違反のツイートをリツイートする
意外に見落としがちなケースですが、実は著作権違反のツイートをリツイートした場合、これも著作権違反にあたる可能性があるのです。過去に、平成28年9月15日に行われた東京地裁の判決では、著作物である写真が使われたツイートをリツイートしたことに対する著作権侵害が争われ、これに対して著作者人格権の侵害が認められた事例があります。
元ツイートを行った者ではなくリツイートを行ったことが訴訟されるというのはかなりレアなケースですが、著作権侵害に当たる可能性があるということを示す事例といえるでしょう。
リツイートの際にも、元のツイートが著作権を侵害していないかどうかは注意する必要があるといえそうです。
テレビの映像や書籍のなどを撮影して投稿する
Twitterではテレビの画面や書籍の内容などをスマホで撮影してアップロードされているのを見かけることが多いかと思いますが、実はこれも著作権侵害に当たる可能性が高いといえます。当然ですが、テレビ番組や書籍は著作物になるので、無断で使用することはNGとなります。
この場合、著作権侵害にあたるかどうかは、「引用として認められるかどうか」が焦点になりますが、引用として認められるための定義というのは、主従関係において引用したものが従にあたるということです。
しかしTwitterに投稿される多くのその様なツイートは、メインの内容がテレビの映像や書籍に書かれていることになっているケースが多いため、主従関係が認められずに著作権違反となるリスクは高いといえるでしょう。
API機能を使えば著作権の侵害ではなくなるのか?
Twitter内でのリツイートや転載ではなく、自身のサイトやブログにツイートを掲載したい場合には、「API機能を使えば著作権の侵害にはならない」ということがよく言われています。これの根拠となるのが、ツイッターの利用規約にある以下の文言です。
~~引用 始~~
「ユーザーは、本サービスまたは本サービス上のコンテンツの複製、修正、これに基づいた二次的著作物の作成、配信、販売、移転、公の展示、公の実演、送信、または他の形での使用を望む場合には、
Twitterサービス、本規約またはdev.twitter.comに定める条件により認められる場合を除いて、当社が提供するインターフェースおよび手順を使用しなければなりません。」
~~引用 終わり~~
※出典:https://twitter.com/tos?lang=ja#updateintlContent そして、この「当社から提供されるインターフェース」がAPI機能です。
つまり、Twitterの利用規約においては、Twitterの利用規約、もしくはdev.twitter.comに定める条件で認められている場合以外には、
コンテンツを二次的に利用する場合にはAPIを利用してくださいという内容が定められており、これによって、APIを使えば著作権的にOKという解釈が主流になっているのです。
APIを使っても著作権違反になるケースに注意
APIを使ったコンテンツ埋め込みは、ユーザーが利用規約に同意してTwitterを利用している以上基本的にはOKとなりますが、例外的に著作権違反となってしまう可能性のあるケースがあります。それは、API埋め込みを行った元ツイート自体が著作権を侵害しているものであった場合です。
これも上で紹介した「リツイートが著作権侵害にあたる可能性があるケース」と同様の理由によるものですね。
API埋め込みを行う際には、元ツイートの著作権について注意しましょう。
Twitterで著作権違反をしてしまわないための対策方法
ここまではTwitterで著作権違反に該当するケースを解説してきましたが、それでは著作権違反にならないようにTwitterを楽しむためにはどの様な点に注意すればよいのでしょうか。気に入ったコンテンツはあくまで個人利用
Twitterではタイムライン上に様々なツイートが表示され、中には面白いと感じるものや魅力的なものなども多くあるでしょう。しかし、それらを二次利用してしまうことは著作権違反にあたりますし、それ自体が著作権違反に該当するものであった場合には、拡散することも著作権侵害に加担してしまうリスクもあります。
例えば画像であればスマホに保存してスクリーンショットに設定するなど、個人的に利用する分には著作権侵害にはあたりませんので、著作権の問題がないか不安な場合には拡散や転載は行わず、個人利用に留めるのがよいでしょう。
著作者の許諾を得る
Twitterでは著作者本人が発信しているものであれば、著作者に対してリプライやDMでコンタクトを取ることが可能です。そこで、何か利用したいコンテンツがあった場合には、著作者に利用目的を伝えた上で許可を仰いでみてください。
著作者からOKが出れば、二次利用をしたとしても著作権違反にはなりません。
自分が著作権違反をされないためにはどうする?
Twitterでは自身のツイートや画像などが無断で使用されてしまうケースもあります。そこでここからは、著作権侵害への対策方法を紹介していきます。
まずは著作物が画像や動画である場合、投稿する際にウォーターマークを入れるのがおすすめです。
ウォーターマークとは著作物に入れるいわゆる「透かし」のことで、アカウント名やTwitterのID、無断転載禁止という文言などを画像や動画に重ねて入れることで、著作権侵害を防ぐ効果が期待できます。
また、ツイートを引用してほしくない場合には、ツイートにその旨を記載するのが効果的です。
プロフィールの紹介文に入れるという方法もありますが、Twitterではプロフィール画面まで遷移せずにリツイートや引用ツイートを行う人も多いので、なるべく直接ツイートに記載する方が良いでしょう。
ツイッターで著作権を侵害されたときの対処法
ツイッターで著作権を侵害された場合は、ツイッターに著作権侵害を申し立てることで無断転載を止めることができます。ツイッターへの著作権侵害を申し立てる方法は、以下の通りです。
1.https://support.twitter.com/forms/dmca内でTwitterにログインする
2.「私は著作権者です」を選択する
3.氏名・住所・郵便番号・国・会社を記入する
4.「Twitter」「Vine」「Periscope」の中から著作権を侵害しているプラットフォームを選択する
5.著作物の内容やリンクを記入する
6.著作権侵害が起きている場所を選択する(例.「ツイート内」「モーメント内」など)
7.ほかに報告することがあるかを選択する
8.表示された英文を空欄部分にコピー&ペーストする
9.「送信する」をタップする
以上の手順で、ツイッターへ著作権侵害を申し立てられます。
ちなみに、8のコピー&ペーストする英文の内容は、「申請の情報が正確であり、申請内容が嘘だった場合は偽証罪で罰せられる条件の下、ツイッターに著作権侵害を解決してもらうことを依頼する」といった内容です。
申請の情報が嘘だった場合は罰せられる可能性があるので、いたずらで著作権侵害を申し立てないようにしてください。
まとめ
著作権の侵害を刑事事件として告訴された場合、個人でも10年以下の懲役または1千万円以下の罰金という非常に重い刑罰が課せられます。しかし、画像の無断転用やパクツイなど、SNSを使っていると知らぬまま著作権を侵害してしまうことは珍しくありません。
そのため、無闇に他人のツイートや画像を使わないほうがよいでしょう。
どうしても他人のツイートや画像を使いたい場合は、著作権の侵害にならないためにも著作権者から使用の許可を得るようにしましょう。