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インスタの価値観が変わった最近の流行「ストーリージェニック」とは?

インスタの価値観が変わった最近の流行「ストーリージェニック」とは
若者を中心としたユーザーが多いと言われているインスタグラムで、大きな変化が起こっています。

最近では、2017年の流行語大賞にもなった「インスタ映え」を意識したフォトジェニックな写真を投稿しても、リアクションが少なくなり、インスタに求めるものへの変化を感じさせます。

その流れは、ストーリージェニックという言葉ができるほど大きな流れとなっています。

そこでこの記事では、注目を集めつつある「ストーリージェニック」について解説します。

インスタグラムの大きな変化の流れに乗り遅れないように、インスタグラム担当者はストーリージェニックについて、ぜひこの記事を参考にしてください。

最近よく耳にする「ストーリージェニック」って何?

ストーリージェニックとは、日本に昔から根付いている侘び錆びのような感覚です。

画像や動画の外見ではなく、そこに写っているものの中身を重視しています。

今まで、インスタに投稿する写真や動画は、「インスタ映え」するものが主流でした。

しかし、多くのユーザーが、そのようなキラキラした情報に疲れてしまったのかもしれません。

最近では、外見より中身を重要視するユーザーが増えつつあります。

この流れは、ストーリージェニックという造語ができあがるほどの、強い傾向となっています。

その結果、現在では単に映える投稿だけではなく、その投稿内容が秘めているストーリーが重要視されているのです。

この傾向がますます大きくなっていけば、今後は誰が撮っても同じ画像より、そのものに特有のストーリーがある画像のほうが拡散されやすくなるかもしれません。

ストーリージェニックとは具体的にどんなもの?

ストーリージェニックとは具体的にどんなもの? ストーリージェニックの具体例として、以下の5つをご紹介します。

・昔ながらのレトロなお店で、祖父の代から受け継いだ大事な皆のよりどころ
・時計はブランドだけが価値じゃない。おばあちゃんの形見だから私の一番の宝物
・1年かけてようやく作り上げたワックス。僕だけじゃなく周囲の人達の魂が入った一品
・江戸時代から受け継いでいるうな重。昔と変わらない味と外見だけど、これがとても美味しい!
・3才の娘が初めて描いてくれた再婚したお父さんが加わっている新しい家族の絵

このように、「見ただけでは普通のものだけど、特別なストーリーが詰まっている」という投稿内容がストーリージェニックです。

外見だけでは気づけない濃厚なストーリーや、あなただけのオリジナルなストーリーが、ストーリージェニックでは、重要になっているのです。

フォトジェニックからストーリージェニックへ

現在のインスタグラムは、フォトジェニックからストーリージェニックに流れが変わってきています。

特に、この流れは若者が敏感に感じ取っているようです。

流行の先端は、若者が握っていることが多々あります。

インスタグラムを利用したマーケティングを行っている人は、この流れに乗る必要があるでしょう。

具体的には、飲食店が挙げられます。

以前までは、印象的で目を惹きつけられるような商品が提供されると、インスタグラムユーザーが拡散してくれました。

しかし、今後はそのような誰が撮っても同じ内容になる画像は、注目を浴びなくなる恐れがあります。

そのため、飲食店の場合は、以下のことを考えるとよさそうです。

・商品開発にはどのような経緯があってその商品が誕生したのかというストーリー
・そのお店はどのような経緯があって開業して、営業されてきたのかというストーリー
このようなストーリーをメニューと一緒に提供すると、インスタグラムユーザーが共感して拡散してくれる可能性が高いでしょう。

マーケティング担当者は、フォトジェニックからストーリージェニックへ流れが変わっていることを意識しましょう。

そして、どうやったら外見だけではなく中身が伴った投稿内容になるのかを考えるようにすると、今後のインスタグラムの流れに乗れる可能性が高まります。

まとめ

まとめ インスタグラムは、フォトジェニックからストーリージェニックへと流れが変わってきています。

従来までは、ブランドバックや派手な建物・飲食物なら、拡散されやすい傾向にありました。

しかし、そのような外見重視の投稿内容よりも、共感できるストーリーがある投稿内容のほうがユーザーに好まれやすくなってきているのです。

この流れは、ストーリージェニックという単語ができるほど、大きな変化となってきています。

今までユーザーの受けがよかったアカウントでも、この流れの変化によって淘汰されるかもしれません。

今後も引き続きインスタグラムを活用してビジネスを行うのであれば、この流れに乗れるように備えておくことをおすすめします。

たとえば、中身が重要視されてきたため、画像や動画だけではなく、ストーリーを作り出す文字も重要となってきています。

インスタグラム担当者は、画像の投稿だけではなくユーザーを惹きつける文章を書いたり、世界観を崩さないフォントの種類を設定したりするなど、工夫しなければいけないことが増えていくでしょう。

今後もインスタグラムで効率的にビジネス運用をするのなら、こういったことに気を配る必要があります。

ストーリージェニックによって日常にありふれたものや景色でも、ユーザー受けにつながる可能性が出てきましたが、同時に、ものや景色の背景やストーリーが重要視されてきています。

この流れから外れないためにも、見た目だけではなく、中身もユーザーに共感されるような投稿を心がけていきましょう。
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