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UGCとは? SNS運用担当者になったら押さえるべきポイント

UGCとは SNS運用担当者になったら押さえるべきポイント
企業にとって売上を伸ばす方法は生命線です。

最近はFacebook、インスタグラム、ツイッターといったSNSを活用したマーケティングが重要になってきました。

さらに、YouTubeやTikTokといった動画メディアでのマーケティングは今後さらに重要になると言われています。

そして、同時に各企業の担当者レベルでは

・SNSや広告運用担当になったけど何をしたらいい?
・UGCってどういう意味?
・UGCはどうやってマーケティングに活かせばいい?

そんなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、以下のことをお伝えしてまいります。

・UGC(User Generated Contents)とは何なのか?
・なぜ今、企業にとってUGCが重要なのか?
・SNS運用担当者になったらどうUGCをマーケティングに活かしていけば良いのか?

UGCへの理解を深めるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

UGCとは?

UGC(User Generated Contents)は、ユーザーが作ったコンテンツ、いわゆるWeb上に投稿する情報のことを指します。

2011年ほどまではコンテンツの発信元は企業が多かったのですが、スマートフォンが普及し始めるとともに個人がコンテンツを発信する機会が増えました。

ツイッター、Facebook、ブログ、インスタグラムなどで、誰でも気軽にコンテンツを作れるようになったのです。

それまでもブログサービスやmixi、モバゲーなどのユーザーがコンテンツを作れるサービスはありました。

しかし、その範囲は限られていましたし、手順も複雑でした。

それがiPhoneといったようなスマートフォンの高性能化、プラットフォームのUI(User Interface)の簡素化によって、どんどんとユーザーがコンテンツ(UGC)を作れるようになりました。

これがUGCの重要性を高めた最も大きな要因でしょう。

UGCと一緒に押さえておきたいCGM

UGCを語る上では、CGM(Consumer Generated Media)というキーワードを押さえる必要があります。

示しているものが違いますので、それぞれ把握しておきましょう。

UGCとCGMの違い

UGCは、ユーザーが投稿するコンテンツそのものを指します。

それに対して、CGMはユーザーが投稿したコンテンツでできているメディア(プラットフォーム)のことを指します。

つまり、ユーザーが投稿したコンテンツ(UGC)が集まってユーザーが投稿したコンテンツでメディア(CGM)が出来上がっているということになります。

UGCとCGMの事例

クックパッドはCGMの代表例です。

ユーザーのレシピの投稿(UGC)が集まって、メディアができています。

UGCが多いとそれだけ被リンク内部リンクもどんどん増えていきます。

それにより、「SEOでの検索順位も上がりやすくなる」傾向にあると言えるでしょう。

例えば、「チャーハン レシピ」という検索数も大きいキーワードをGoogleで検索した時には、クックパッドは検索3位に表示されています。(2019年5月19日現在)

他にも、YouTube、ニコニコ動画、2ちゃんねる、インスタグラムなどなどのプラットフォームもCGMの仲間です。

ちなみにNaverまとめは、キュレーション型のCGMです。

この事例から分かるように、どのCGMもUGCが集まってできています。

SEOという観点からもUGCが重要視されています。(2019年現在、UGCだけではSEO対策として十分ではないという見方も出てきているので注意が必要です)

なぜ今企業にとってUGCが重要なのか?

UGCは、なぜ企業にとって重要なのでしょうか。以下の3つの視点でお伝えしていきましょう。

・UGCの最大のメリットは親近感
・「親近感」は、SNS・広告の決め手
・UGCのデメリットはユーザーリテラシー

UGCの最大のメリットは親近感

UGCの最大のメリットは親近感 UGCの最大のメリットは、コンテンツの作成者がユーザーということです。

ユーザーが作成していますので、企業が作成するよりも親近感が強くなるのです。

電車の中吊り広告やテレビCMで商品やサービスを紹介するよりも、友達から紹介された方がより使ってみようという気が起こります。

これは、身近な人からの情報の方が同調しやすいという心理が働くからです。

いわゆる口コミと言われるものです。

ただ残念ながら、口コミには範囲が限定されているという欠点があります。

それに比べて、UGCはインターネット上に公開されていますので、届けられる範囲が広くなります。

だからこそ今インフルエンサーという存在の価値が企業にとって高くなっているのです。

「親近感」はSNS・広告の決め手

では、なぜインフルエンサーが企業にとって価値が高いのでしょうか?それは先ほども書いたように、親近感がある口コミができるからです。

インフルエンサーは、インスタグラム、ツイッターといったプラットフォーム上の一人のユーザーであり個人です。

たくさんのフォロワーを抱えているインフルエンサーはよりユーザーに近い視点で企業の商品やサービスを口コミするコンテンツを作ってくれます。

この口コミは売上に直結します。口コミはセールスマンが商品サービスについて良さを語る何倍もの効果があるというマーケティングの常識もあります。

それがインフルエンサーがSNS運用担当者に重宝されている理由です。

実際にインスタグラムのフォロワー1億1000万を抱える20歳のモデル、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は1投稿で100万ドルの報酬をもらうほどです。

参考:「1投稿で収入1億円 「SNSで最も稼ぐ10人」1位はカイリー・ジェンナー│WWD JAPAN」

UGCのデメリットはユーザーリテラシー

UGCのデメリットはユーザーリテラシー 2016年後半にキュレーションサイトWELQ問題があり記事の信憑性が問題視されました。

同様に、UGCを作っている人はあくまでもユーザーであり、専門家やプロでないことの方が多いです。

そうなると間違った知識や著作権の侵害といった問題が起こってきます。

UGCは共感を生みやすいコンテンツであることは間違いありませんが、リテラシーのリスクがあることは避けることができないのです。

SNS運用担当者になったらどうUGCをマーケティングに活かせば良いのか?

では、SNS運用担当者になったらどのようにUGCをマーケティングに活かせば良いのでしょうか。

・UGC風なコンテンツを作る
・UGCの発生を意識したコンテンツを作る

上記2点について、お伝えしていきます。

UGC風なコンテンツを作る

UGC風なコンテンツには企業側が作るものと、ユーザーが作るものがあります。

企業側が作るものは、いわゆるステルスマーケティングというものです。

記事広告も同様のものです。

有名なものに、「崖っぷち主婦の驚くべきダイエットの秘密」というものがあります。

また、ユーザーが作るものは、YouTubeの企業案件と呼ばれるものです。

先ほどのカイリー・ジェンナーが稼いでいる手法も企業から広告費をもらえるユーザーが作るUGC風なコンテンツです。

これはより自然な形で売上を作りやすいものですが、一定数のコンテンツの視聴者は、広告なのだとわかるとガッカリしてしまったり、嫌悪感を抱かれたりする場合もあるので注意が必要です。

UGCの発生を意識したコンテンツを作る

UGCの発生を意識したコンテンツを作る もう一つが、UGCの発生を意識したコンテンツを作ることです。

感動が生まれますと、自然とユーザーによる投稿が起こります。

日本では、ディズニーが最も上手にUGCを意識したコンテンツを作っている企業でしょう。

世界的に有名なマーケターであるダン・ケネディ氏は常日頃から、感動の演出を学ぶために、ディズニーランドに行くべきだと言っています。

他にも上手な記事広告やキャンペーンといったものには自然とUGCが生まれたりします。

一時期話題になったタイの生命保険のCMもそのCMを利用したUGCがたくさん作られ拡散が起こっています。

まとめ:UGCの発生が売上に重要

ここまで書いたように、UGCが生まれるとそれだけ親近感のあるコンテンツができます。

親近感は売上にも直結するのでSNS担当者になったらUGCを意識したマーケティングやコンテンツ作成、キャンペーンの企画といったことをしていきたいものです。

もし、自社でのSNS運用が難しいという場合には、Next Stageにお問い合わせください。

UGCとは? SNS運用担当者になったら押さえるべきポイント